【ナンパ体験談】ダンサーとのリベンジアポ 前編 ~執念の2年越しリベンジ~

非モテの恋愛を考える

こちらも数年前に書き溜めたあけおめザオラルアポの体験談です。

このアポの2年前に告白して降られたS級ダンサーにリベンジを果たし、自分自身の成長を実感するきっかけとなりました。

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1月某日 都内某所

スポーツの試合前に感じる緊張と興奮が入り混じった気持ちで僕は待ち合わせ場所に向かっていた。

こんな気持ちのアポ、これまで数年間ストをしてきて初めてだった。何としても勝ちたい。このアポの結果が、この2年間の僕の成長を測る試金石となるのだから。

「久しぶり!2年ぶりだよね?」

目の前に現れた彼女は2年前の見た目とは大幅にイメチェンしていた。今年30歳を迎える彼女は髪型、服装、雰囲気のどれを取っても「可愛い」から「綺麗」へと変貌していた。スト値は相変わらずの9.5。

街を歩いていても大学生に間違われてばかりの彼女にとって、年齢はスト値を変動させる要因にならないのだろう。

そもそも、彼女との出会いは2年前の秋。まだ僕がストリートで準即を未経験のショボ腕だった頃だ。

彼女に声を掛けてラインを交換したのは銀座だが、僕が高校時代を過ごした関東某県某市在住ということもあって、某県や都内で健全デートを重ねていた。そして、3回目のデートで僕は非モテらしく告白をした。

「ごめんなさい。元カレが忘れられないの。僕君は良い人だと思うけど、今は誰とも付き合えない。」

振られてから連絡を絶って2年。あけおめザオラルでようやくラインのやりとりが復活し、今日が念願のリベンジアポの日というわけだ。

いつものバーでたわいない会話の中から彼女の価値観を探っていく。しかし、肝心の直近2年間の恋愛については「もう少し飲んでから話そ。」とはぐらかされてしまう。

ここまで決定的なミスはしてないはずだと信じたいが、最悪の場合、このまま深い話ができずに解散なんて事態も頭をよぎって冷や汗が出てくる。

2杯目のファジーネーブルを飲み終えたところで彼女は話し始めた。

「実は今、彼氏と1年ぐらい同棲してるの。」

中編に続く~

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